炭酸に再考、その1
サロンのシャンプーにも取り付けてるT2sys炭酸システム
この生みの親、駒ヶ根の東方さんこと石川東氏が、再度、炭酸についてブログで教えてくださったので、許可をもらって、ここにあげます📝
とてもわかりやすいので、読んでくださいね♪
炭酸再考、その1
炭酸とは、水に二酸化炭素が溶けたものです。
酸素や水素と違い二酸化炭素は常温でも水に溶けやすい気体です。
炭酸水の発見は1769年とか言われていますがその存在は太古よりあり、飲料とか温泉とかでその効果は馴染みの深いものになっています。
理美容室における炭酸は2005年に私(石川氏(が提唱しましたが、当時はSNSの黎明期でmixiにおいて発表した時にはまだ資料もなく、私(石川氏)の知る限りでは誰も提唱していませんでした。
全くの手探り状態で始めましたが、比較的作りやすい水溶液で飲料としての炭酸はすでに販売されていましたので効果を確かめるには充分でした。
炭酸は水と二酸化炭素の化合物で泡のイメージがありますが、無色透明でやや酸味のある味をしています。
粘膜に刺激があり、飲んだ時の爽快感はその刺激によるものです。
匂いはありませんが、鼻の粘膜にも刺激がありツンとした感じを受けます。
また目にもツンとした刺激があるりますが、それは気化した二酸化炭素の刺激です。
炭酸は水溶液と言いましたが、水溶液とは水に溶け込んでいる状態なので泡の部分ではありません。
泡の部分は炭酸ではなく、気化した二酸化炭素で、溶け込みきれなかった気体が放出されているだけです。
炭酸はとても不安定な水溶液なので、温度変化によって濃度は変わります。
一般的に気体は水温が低ければ低いほど水に溶け込み、圧力が高ければ高いほど水に溶け込みます。
強炭酸を作りたければ、凍る寸前の温度で圧力容器に入れて圧力をかけまくれば作れますが、地上(1気圧)に出せば、物理的に溶け込む二酸化炭素量は決まっていますので、ものすごい勢いで泡となり空気中に二酸化炭素が逃げ出します。
よく冷やしたコーラやビールを開けるときのプシュッて言うのがそれです。
コップに注ぐと泡がバンバン出ますが、それこそが逃げ出している二酸化炭素そのものです。
よく1000ppmとか言われますが、この1000という数字は国に認められている療養泉の数値であり、1気圧で40℃のお湯に溶ける最大値が1040ppmなのでその数値から来ています。
当然温度が低ければ更に溶け込むことになり、38℃付近では更に高い濃度となります、1200ppmぐらい。
一般的には温泉の炭酸濃度は700ppm前後と言われ、温泉法では250ppm以上のものを炭酸泉と言っているみたいです。
ぶっちゃけ250ppm以上あれば炭酸泉なので炭酸泉と言っても問題はありませんが、理美容で使えるのは最低でも900ppm以上だと考えています。
シャワーを炭酸化するためには適正圧力が必要になります。
ただシャワーホースに二酸化炭素入れただけでは混ざりが悪く(圧力が低い)ロスが大きく、二酸化炭素を空気中に放出しているだけになります。
T2sysは適正圧力を見つけ出し、ホース内で混合することにより炭酸泉を作り出しています。
他社と何が違うのかというと、炭酸自体は変わりようがありませんが、多くの方に支持されて沢山のサロンで長年採用されてきた実績が1番の違いです。
自分自身(石川氏)も美容師であり、理美容師目線で現場から発信してきたことが1番の強みです。
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